北風工房 Mariya ■■■更新:2010/06/01■■■ 北風工房 Mariya


■31■ お楽しみ製作室 【ページ14】

ローターブレードをカーボンクロスで覆う (3)

 

しわになった所を削ってきれいにしてエポキシを塗ります。

エポキシを塗ってビニールで覆います。 

エポキシが固まりましたが、やはり空気が入りました。 

別の個所 

ビニールをとったところです。 

しわが入って空気が入ったところ。 

同じく別の部分 

今度は、エポキシと硬化剤をまぜた後、同量のアセトンで薄めてぬってみました。

今度はビニールをかぶせずに

熱乾燥炉に2時間(60℃)入れました。

出来上がったところです。

ビニールをかぶせませんでしたが、結構ツルツルに仕上がりました。

でも下の写真のように空気の泡ができました。 

その後色々テストしてますが、良くないです。

どうしてもしわが入ります。

今回はビニールで覆って電気毛布で(約40度)で一晩保温してみました。

結果は同じでした。

ビニールをとったところです。

悪戦苦闘です。

 

今度は、別の方法を検討中(ポリエステルフィルムで覆う)

テストサンプルでてすと。

ビニール、ポリエステルフィルム(#500)を用意

エポキシを塗ったあと、ポリエステルフィルムをかぶせる。

ビニールをかぶせる。

空気を抜くためにビニールは袋状にして、掃除機の吸出し口をつくる。

掃除機で中の空気を抜く。

空気を抜いた状態。

その上からビニールの袋をかぶせる。

その中に納まるビニール袋を入れ、その袋に今度は空気をいれ、

中のポリエステル面を空気圧で押さえる。

空気注入後、袋をクリップシーラーで封印する。

封印後、電気毛布で保温する。

こんな感じですがわかりにくい写真ですね。

空気を詰めた中袋。

保温が終わって外の袋をとったところです。

中の袋をとったところ。

ポリエステルフィルムをとったところ。

心配していましたが、ポリエステルフィルムは簡単に剥がすことができました。

今度は、ビニールのしわの影響もなく、きれいなつるつるの面に仕上がりました。

にこにこ!

次に、テストピースでテストです。

ビニール、緩衝材のプチプチ、ポリエステルフィルムを準備します。

エポキシを塗ったあと、ポリエステルフィルムで覆います。

翼上面の後縁近くの少しへこむ部分に緩衝材のプチプチを置きます。

これはへこんだ部分を押さえるための物です。

その上からビニールで覆い周りをシールします。

掃除機で中の空気を抜きます。

あとは電気毛布で保温します。

出来上がったテストピースです。

ビニールのしわによる凸凹は無くなりました。

しかしポリエステルフィルムが厚かったせいか前縁部分が少し浮いてしまいました。

それと、少し空気が入ってしまいました。

翼上面

ピカピカに仕上がりましたが、フイルムが浮いた部分と気泡の部分が所どころ出ました。

翼下面

翼下面もピカピカに仕上がりましたが、フイルムが浮いた部分と気泡の部分が所どころ出ました。

今度は翼の付け根の部分にカーボンロービングする予定なので、テストです。

上のボビンに巻かれたのがカーボンロービン材です。

ロービング材はこんな感じのものです。

人間の髪の毛みたいな感じです。

カーボンロービングをエポキシで付けたあと、ポリエステルフィルムの薄手(#300)で覆ってテストです。#300は前に使用した#500より薄く翼型のカーブにもよくなじみました。

今度はセロテープで止めて保温します。

手前の丸い部分がロービング材を入れたところです。

ポリエステルフィルム(#300)で覆ったところは今度は満足する仕上がりになりました。

今度は#300のポリエステルフィルムとクリップと発泡のクッション(100円ショップで購入)を使ってのテストしてみました。

電気毛布で保温した後取り出すところです。

こんな状態です。

発泡のクッションはへこんでいる部分の押さえ用で使いました。

反対側から

発泡のクッションをとったところ。

出来上がった表面

裏面

結果、#300のポリエステルフィルムも押さえが悪かったのか浮いてしまいました。

発泡のクッションは予定通り押さえの役目を果たしました。

 

今日はここまで。

続きはまた!

お楽しみ!!

 

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掲載:2009/01/06