北風工房 Mariya ■■■更新:2009/01/04■■■ 北風工房 Mariya
■31■ お楽しみ製作室 【ページ12】
ローターブレードをカーボンクロスで覆う (1)
カーボンクロス他材料が届きました。
送付されてきたカーボンクロス。
梱包を開いた所
その他FRP関連材料と道具
作業前にローターを作業時に取り付ける台を作ります。
鉄アングルとボルトとバネで作ります。
鉄アングルなどは溶接で作りました。(左右2個製作)
作業台に作った金具を取り付け、ローターを取り付けたところです。
作業台にローターを金具に取り付けてみました。
塗装時にローターを回転させる時のためです。
写真は全景です。
次にカーボンクロスFRP加工のテストピースの製作です。
本番前にテストピースで加工テストに使います。
木の板、今回はファルカタ材を使用して作ります。
材料を積層接着します。(エポキシ接着材で)
接着終了後鉄のスパーを作成し取付ます。
スパーを埋め込む溝を彫ります。
鉄のスパーもエポキシ接着材で接着固定します。
接着終了
こんどはこれを翼型状に削っていきます。
(ひとつ失敗がありました。スパーの位置を反対に作ってしまいました。)
実際のローターの中間部を短くしたローターに仕上げます。
テストピースが出来上がりました。
同様、撮影角度を変えた写真です。
テストピース製作前に
あまった材料とカーボンクロスでクロス貼りのテストです。
今回は、エポキシ樹脂(ジーナス GM-6800)を使う事にしました。
主剤と硬化剤の分量が100:30です。少し、主剤5gを2回に分けて使う事にしました。
今回は0.1g感度のスケールを使います。下写真
紙コップをスケールに載せます。
主剤を5g
硬化剤を1.5g 合わせて6.5gです。
最初の5gを半分塗りました。
塗った部分に少しビニールをかぶせ、気泡を抜いてみました。
刷毛はアセトンで洗いました。
2回目の5gを約30分経過後に、残り半分を塗りました。
時間を置いて塗った重なり合いの部分の様子を見たかったので。
約2時間後ビニールを剥がしました。
ビニールを剥がした部分はピカピカ、つるつる状態になっていました。
テストピースのクロス貼り準備
カーボンクロスに見立てた、ロールウエスで接着時の後縁部の固定をクリップを使う事にしましたがので状況を確認してみました。
カーボンクロスにエポキシ樹脂詩を塗った後、ビニールをかぶせクリップで固定の予定。
熱乾燥炉の準備
エポキシ樹脂塗布後、2時間の間、60℃で保温する為のものです。
段ボールを使って炉を作ります。
端からヘアードライヤーを使って熱風を送る予定。
先に両端のカバーを作り、片方にドライヤーをセット出来るように穴を開けました。
真ん中部分を被せて、熱風乾燥炉のテスト準備が整いました。
ドライヤーのスイッチを入れて、温度計で色々な箇所を温度測定。
ドライヤーはちょうど温度調整ができるものであったので、色々温度調整もしてみました。
何とか60℃で保持出来そうなので取りあえずテストを終了しました。
テストピースでクロス貼りテスト
イントロ編【ページ1】で作ったイメージモデルにカーボンクロスを張るテストをしました。
イメージモデルとカーボンクロスとビニールを用意しました。
イメージモデルにカーボンクロスを巻きます。
後縁部をクリップで挟んで固定します。
この上からエポキシを塗っていきます。
エポキシを塗った上にビーニールをかぶせ、中の気泡を抜きます。
ビニールの上からクリップで固定します。
缶ビールの空き缶を利用してイメージモデルを掛けます。(今回のビール缶は残念ながら一番搾りではありません。)
熱乾燥炉(段ボールの簡易型)で60℃で2時間熱をかける。
熱乾燥炉取り出し後
約1日経過後かぶせたビニールをとりました。
ビニールは簡単にはがれました。
ビニールにしわが入ってしまって、しわの入った所は少し盛り上がってしまいました。
熱乾燥炉にかける前はありませんでしたが、熱乾燥炉で熱をかけたあとなので、熱でビニールが伸びた様です。薄手のビニールを使いましたが、厚めのビーニールの方が良かったのではないかと思います。
余分なカーボンクロスをカットしたり削ったりしながら、状況を調べています。
少しカーボンクロスが浮き上がった所もありました。
状況を見て以後の作業の参考にしたいと思います。
出来上がったカーボンの皮膜はかなり丈夫そうて、堅そうです。そんな感覚を受けました。
表面のしわになった部分と不要な所を削って滑らかにして 、もう一度上からエポキシを塗って見ました。
今度は熱乾燥炉は使わずに、ストーブの噴出し口の近くに置いて暖めました。
温度計で約60℃ぐらいになる場所をさがしてそこに置きました。
熱乾燥終了後の写真です。
まだビニールがかぶっています。
別角度から
裏面から
セロテープでビニールを固定しました。
ビニールをとった所です。
ビニールでかぶせた後、空気が入った部分。
(ビニールが収縮して空気が入ったと思われます。)(下面側)
空気の入る部分とビニールのしわを何とかせんと。
再度検討です。
掲載:2008/04/28
このページで使った溶接機はこれです。