北風工房 Mariya ■■■更新:2011/02/13■■■ 北風工房 Mariya
■63■はまかぜ66号のプロペラ修理
最近何本もプロペラを壊しているはまかぜ66さんが、
新品のプロペラを壊してしまいました。・・・ピカピカのプロペラです。
最近、庭仕事とイタリア語のお勉強が忙しく、なかなか工房の仕事がはかどりません。
修理は暇な時をみてのんびり行うので、それでよければという事で、
プロペラがピットインしました。
期限なしとの事で10月の初めに預かったのですが、・・・・
そろそろ作業を進めなくては!
壊れの状況は、
後縁部が欠けてしまっています。
先端部A
先端部A(拡大)
先端部B
上の接着作業が終了し、今度はプロペラ先端部の修理です。
下のように補修しようかと紙で型紙を作りました。
反対先端部
糸のこで桜の板を切ります。
2枚づつ貼り合わせ先端部補修材を作ました。
エポキシ接着材で貼り合わせ圧着します。
接着完了!
先端部分をカットするために、他の部分をロールウエスで保護しました。
紙のロールウエスです。養生用テープでとめてます。
先端部分です。線を引いた所を電動糸のこで切り落とします。
反対側の先端部です。
電動糸のこで切ったところです。
反対側です。
前に作った補修材を貼り付けます。
反対側です。
この後、接着面がピッタリ合うように削ります。
反対側です。
今回は板にテープで止めて接着する事にしました。
エポキシ接着剤が板に貼りつかないようにラップを敷きました。
エポキシ接着剤で接着しました。
接着後、テープで固定しました。
接着が終了しましたが、ちょっと固定があまくちょっと満足できずでした。
反対側
次は接着した部分の成型作業です。
(まずは大まかに成型)
裏側
荒削りの状態で補強の剤を入れる溝をフライスで削ります。
こんな感じの溝です。
裏面
反対側(表)
反対側(裏)
補強剤を溝の穴に合わせて削ります。
こんな感じです。
次は補強剤の接着作業です。
エポキシ樹脂系の接着材で接着します。
ある程度固まったところで、ビーニールで覆って電気毛布で包んで一晩きました。
ビニールで覆うのは接着材が電気毛布に貼りつかないようにです。
接着後の上面部分
上記の下面部分
反対側(上面)
反対側(下面)
仕上げの削り作業も終了して、次はジーナス(エポキシ樹脂)で表面をコートします。
ジーナスを秤で計って二液を混合します。
本番前に同じ部材でコートのテストです。
今回はコートする箇所を赤外線ランプで事前に温めておきます。
コート後また2時間保温しました。
コート作業はうまく行きましたので、本番です。
修理箇所と前縁部分をコートする事になりました。
コート作業と赤外線ランプの保温が終了し、電気毛布に包んで最後の保温をしました。
この保温をすると、コート剤のベトツキがなくなりしっかり乾きます
丸一日保温しました。
保温中は温度計で温度をチェック。
電気毛布のコントローラー
風呂保温用のシートが一番上にかぶっています。
その中は寝袋です。
その中は電気毛布です。
その中にビニールで包んだプロペラ>
ビニールは少しべたついているのが電気毛布に貼りつかないようにかぶせます。
黒いのは温度センサー。
こんな感じです。
取り出したプロペラ。
反対側
仕上げ塗装も終了しバランスをみてみました。
今回はあまりバランスのことを考えなく作業しましたが、
まあまあバランスがとれてました。
バランス測定
今回はプロペラの取り付け穴にあわせてセット板を作りました。
作業終了したプロペラです。
反対側から。
下側はプロペラケースです。
プロペラケースは■64■プロペラケースの製作で一緒に作りました。
後は、里帰り後エンジンに取り付けてのテストです。
どうかな?
掲載:2010/11/30
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