北風工房 Mariya ■■■更新:2008/08/08■■■ 北風工房 Mariya


■37■プロペラの修理(OM号)

OM号のプロペラが割れてしまいました。

修理する事になりました。

まだピカピカのプロペラです。

こんな感じで割れています。

まず、割れた部分どおしを接着します。

まだきれいなプロペラなので接着材が他に付かないようにマスキングテープを貼りました。

エポキシ接着材で接着します。

接着後養生用テープで接着部を固定します。

接着が終わってテープ類を剥がしたところです。

少し隙間があるように見えますね。でもしっかり接着できました。

次は先端部分の処理です。プロペラガードに当たってかなりいたんでいます。

割れた部分どおしを付け合せるとここの部分がじゃまできれいに付け合わせができません。

付け合せの出来ないでっぱった部分をノコギリでカットします。

付け合せしてみるが、隙間が出来て、少し隙間があいてしまいます。

貼り合わせ部分をタングステンのシャープナーで丁寧に削ってつけ合わせの具合を調整します。

最終の付け合せが完了しました。

接着の準備

接着後締め付け固定する位置を検討します。

今回はもベルトクランプを利用する事にしました。(大変便利です。)

2箇所は下の写真位置にベルトクランプで締め付けます。

プロペラ取り付け部は養生用のテープで固定する事にしました。

接着接合部からはみ出して来る接着材が、周りにはみ出さないよう、マスキングテープで貼って保護します。プロペラが新しいのでなるべく汚さないようにと思って事です。

また、ベルトクランプを取り付ける位置にはプロペラを傷つけないよう、ウエスを折ってカバーつくり、マスキングテープで固定します。

接着締め付け後、はみ出して来る接着材をふき取るために、ロールウエスを下の写真の様にカットして準備します。大きいサイズの物と小さなサイズの物と、綿棒です。

2液のエポキシは使用前にヘアードライヤーで少し温めて置きます。

少し温めて置くと出すときも扱い安くなります。

また、ネジのキャップも簡単に緩める事ができます。

以前使った接着材のキャップが固まってはずしにくい事はありませんか?

硬い時には一度やってみてください。

また接着材を出した後も、ウエスなどで簡単にきれいになります。

エポキシ接着材で接着しました。

接着材を塗る作業は写真を撮る余裕がないので、撮りませんでしたが、塗るときもヘアードライヤーで温めながら塗っていきます。温めると接着材が木部によく浸透して行きます。

下の写真は接着後、ベルトクランプで締め付け固定したところです。

反対側から撮ったところです。

はみ出した接着材は準備したウエスや綿棒できれいにふき取ります。

接着後マスキングテープをとった所です。

上に写っているのは、欠けたところを埋めるための航空ベニヤのブロックです。

航空ベニヤのブロックをカットして、割れてなくなったところへ貼り付けます。

マコを使ってプロペラ先端の形状を写しとります。

先端部分のブロックを切りだします。

切るのは電動糸鋸でカット ここ

接着部をマスキングテープで保護します。

同じく先端部も保護します。

接着材で貼り付けます。動かないように養生用テープで固定します。

先端部も同様に処理します。

きれいに削って整えました。

修理部1

修理部2

後は塗装で終了です。

塗装が完了し今回の修理は終了しました。

翼端補修部(表から)

翼端補修部(裏から)

中央近くの補修部

最終完了写真

 

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掲載:2008/07/29