北風工房 Mariya ■■■更新:2007/10/30■■■ 北風工房 Mariya


■26■折畳傘の修理

壊れた折畳傘の修理をする事になりました。

下の写真の棒が外れている所です。

取れた部分

棒の先の接続部分が折れてしまっています。

正常な部分

これから、修理に入ります。

 

溶接機をアルミモードから鉄モードに切り替えました。

今回は溶接で補修を行う予定でテストしましたが、細かすぎて溶接作業は断念し、

ロー付け作業にする事にしました。

 

折れた骨部(左側)

折れて足りなくなった部分に他の金属を継ぎ足して修理する事にしました。

今回はワッシャーを削ってくっつけます。

今回は、ポケット用のバーナーで銀ローをやる予定です。

机の上に煉瓦で台を作ります。

この上でロー付け作業を行います。

結局、ポケット用のバーナーでは、火力が弱すぎてうまく行きませんでした。

前回のメガネの修理の時も同じでした。

小型のいいバーナーがほしいですね。

結局、大きなバーナーで作業をして、接続しました。

最終グラインダーで余分な所は削って出来上がり。

ピンを止める穴も開ける。

少し焼きを入れて硬くしました。

出来上がった骨の部分です。

ヒンジの部分はアルミのリベットがあったのでそれで止める事にしました。

リベットを通した所

ヒンジ部分をリベットで止める

こんな風に出来上がりました

これで組み立てて完了です

組立後の写真を撮るのを忘れました。

 

出来上がった傘は里帰りしましたが、里からメールが来て開いたら壊れてしまったとの事。

絶句!

 

またのご来店をお待ちしています。

北風傘工房店主

 

▲戻る

 

作成:2007/10/19